« 2009年6月 | トップページ | 2009年9月 »

2009-07-19

自然な英語とは

KIKKAさんのブログ、KEEP GOING ~英語学習一緒にやろう!~の7/17付けのエントリ"そんなに不自然なの?日本人の英語"を読んで、自然な英語について、再び考えてみました。

記事の内容について、そう考えるKIKKAさんの気持ちはよくわかりました。

もちろん、英語トレーニングに使用する教材を選ぶ際には、本当の英語に触れたことがない人が書いたものよりも、できるだけ自然な英語が使われているものを選ぶべきでしょう。

留学先で私が出会った先生方やクラスメート達は、私からすれば、たとえノンネイティブでも相当高いレベルで英語を使いこなしている人ばかりでした。

しかし、それぞれの英語には、発音はもちろん、表現の仕方に独特のクセがありましたけれど、みな自信満々で会話し、通じていたのを目の当たりにしました。

その経験を通じて、絶対的な自然な英語というものは存在しないんだなぁと強く思ったわけです。

アメリカ英語とイギリス英語が様々な点で異なるのは有名な話ですが、同じアメリカでも地域によって方言のような違いがあるとアメリカ人から聞きました。

また、社会的な階級によっても話される英語は違うでしょう。人種や年代によっても違うはずです。

すなわち、自然な英語というものは、地域、人種、年齢、社会的階級などさまざまな要因を規定しない限りは存在し得ないのです。

日本の英語学習者の間で自然な英語というと、アメリカ英語を指すのでしょう。KIKKAさんがフレンズを例として出されていたように、都会に済む中流?の比較的若い世代が話す英語でしょうか。

それは、日本が戦後アメリカ文化にさらされてきた結果、いわば憧れのような感覚が我々に植え付けられているせいかもしれません。

例えばそのある範囲で規定した自然なアメリカ英語を身に付けたとして、イギリス人と話したらどうでしょう。もちろん通じるとは思いますが、たぶん自然だとは思われないでしょう。

では、自然な英語でなければどのような英語を目指せばいいのかというと、私は国際語としてのスタンダードな英語だと思います。英語だと"English as an international language"です。これでググってもらえばいろいろ出てきます。

ただ、言語というのはコミュニケーションのツールでしかないため、日本人以外とコミュニケーションを取るためには、文化の違いを理解することの方が、英語の表現方法よりもよっぽど重要だと思います。

なぜなら日本の文化は世界で最もHigh Contextな部類に入るという点で、異質であるからです。

もし文化の違いを理解しないまま、日本語の発想をそのまま英語にしてしまうと、場合によってはものすごく不自然になってしまいます。簡単な例で言えば、我々が日常的に使う"よろしくお願いします"を無理やり英語で言えば、間違いなく不自然です。

これについては、できればまた別の機会に詳しく書きたいと思います。

突き詰めていくと、やはり自分が何のために、何がしたくて英語を学んでいるか、ということになってくるのでしょう。それが明確でないと、ある段階から先の英語学習の方向性を定めるのが難しくなってくると思います。

英語ブログランキングに参加しています。
よろしかったらクリックお願いします。

| | コメント (2)

2009-07-16

ナチュラルな英語

KIKKAさんより、前回の記事に関して、以下のような質問をいただきました。(改行を入れさせていただきました。) おそらく多くの方が興味あるトピックだと思いますので、記事として回答いたします。

----------------------------
あちらでの会話でひとつお聞きしたいことがあるのですが、一般的に日本人は難しい単語はたくさん知っているけれど、ネイティブが使う簡単な単語を自由に使っての日常会話は苦手と言われています。

shooさんは恋話まで楽しんでこられたようなので、かなりネイティブの日常会話も理解し、自分の意思も自由に話すことができるレベルにあると思うのですが、日本ではナチュラルな英語はどういう学習で学んでこられたんですか?

今、日本の英語学習者向けの教材で学習していますが、最近、難しい単語を詰め込む前にネイティブが使う簡単な基本単語をマスターしてナチュラルな英語を理解し書けるようになりたいと思うようになりました。

あちらでネイティブとノンネイティブの英語をたくさん聞いてこられて、両者の違いなど気づいたことがあったら是非教えて下さい。
----------------------------

まず、前回の恋話のエピソードに関しては、話をしたのは全員ノンネイティブでした。クラスメート中、ネイティブはオーストラリア人の1名だけで、彼はその場にいませんでしたので。

また、残念ながら、私はネイティブとの日常会話を完全に理解し、自由に意思を伝えられるというレベルには到底至っていません。恋話のときも、自分の思いを、持っているボキャブラリーの中で、あれこれ試行錯誤しながら一生懸命伝えたという感じです。

質問中の"ナチュラルな英語"というのは、例えばhave, get, takeといった基本動詞を巧みに使いこなすといようなイメージでしょうか?

しかし、いわゆる中学英語レベルでも、単純な構文と平易な単語で日常会話のかなりの部分は表現できると思います。

それと、ネイティブや、ノンネイティブでも相当高い英語力を持っている人は、こちらの英語レベルに合わせてしゃべってくれますし、つたない表現でも、積極的に意味を汲み取ってくれますので、自分の英語を堂々と話せばいいと思います。

もちろん、文法的にめちゃくちゃだと伝わらないし、間違って伝わることもあるので、正しくシンプルな英語を心がけたほうがいいです。

もしナチュラルな英語というのが、ネイティブが使うような洒落た表現、言い回しだとして、それらがさらっと出てくればかっこいいですが、それは相当高いレベルにあり、そこまで到達するのも難しいし、そもそも必要無いのでは、と感じています。

理由のひとつとして、今回の留学を通して、私の中での英語を学ぶ目的が、ネイティブであるアメリカ人やイギリス人と会話するだけでなく、世界中のノンネイティブと、国際語としてコミュニケーションを取る方が重要だというように変わったことも理由としてあります。

この辺りの感覚を理解していただくには、我々は日本語のネイティブですので、自分が日本語のノンネイティブとどう接するか、また彼らにどの程度のレベルを期待するかを想像してみるといいかもしれません。

ある言語でネイティブ並みのナチュラルさを目指すのであれば、ある程度の基底能力を備えた段階で、学校なり職場なりで、ネイティブと一緒にその言語だけを使うという環境に数ヶ月ではなく、数年という単位で身をおくしかないのでは、と思います。

KIKKAさんの質問に回答しますと、私の場合、日常会話に特化したトレーニングというのは行なっていませんでした。

また、ネイティブと会話したといっても、ほとんどは彼らがノンネイティブ向けに話す英語しか聞いていないので、違いはあまりわかりませんでした。それと、ネイティブ同士がぞんざいに話している会話はスピードが違いすぎて、全くついていけませんでした。

もともとの質問の主旨からは幾分か離れてしまったような気もします。また、KIKKAさんが期待していた答えと違っていましたら申し訳ありません。ですが、これが現在の私の正直な思いです。

英語ブログランキングに参加しています。
よろしかったらクリックお願いします。

| | コメント (3)

2009-07-13

恋話

早いもので帰国して10日あまりが経ちました。先週から職場にも復帰し、日本での日常のサイクルに戻っています。なんだか、あの留学の日々が遠い昔のような、夢のような、そんな感じがします。

通りもんさんからリクエストをいただきましたので、忘れないうちに日常生活でのエピソードについて書いてみたいと思います。

留学中は、前にも書いたとおり、膨大な宿題やグループワークに追われ、なかなか遊ぶヒマが無かったのですが、それでも、みんな一生懸命?遊ぼうと、いろいろ企画しては遊びに行っていました。

授業が終わった後の夕食や飲み会、週末にはBBQをしたり、ビーチやハイキング、イベントなどに出掛けたりなどです。学校側が主催のパーティやゴルフ大会などもありました。

あいにく私は家族連れということもあり、それらの企画の全てにアクティブには参加できなかったのですが、可能な限り参加するようにしていました。

プログラムも終盤にさしかかったころ、あるクラスメートの奥さんが遊びに来ているとのことで、みんなで夕食に行きました。韓国冷麺の店でしたが、かなりおいしかったです。

そして、少し時間が遅くなったこともあり、私は車で4人のクラスメートを乗せて、それぞれのホームステイ先まで送ることになりました。女性3人と男性は私ともう1人です。

その車内でいわゆる恋愛関係の話で盛り上がってしまい、もうそれぞれの家にたどり着きそうだったのですが、もうちょっと話そうということで、近くの海岸沿いの公園に車を止め、外に出て暗い海を眺めながら話をし続けました。

最初は、クラスの中で誰と誰があやしいとか、そんな話をしていたのですが、だんだんと各自の恋愛観や結婚観の話になってきました。

既婚者は私だけだったこともあり、結婚によって何が変わったとか、そんな質問もされたりしました。ちなみに、私以外のもう1人の男性は婚約中で、女性はみんな独身でした。

私自身、そういう話は結構好きというのもありましたし、なんだか学生時代のサークルが思い出され、懐かしい感覚を楽しんでいました。波の音を聞きながら、満天の星空のもとで話をしたことは、とても印象深く、記憶に残る夜となりました。

また、英語で恋話をするという体験は初めてで、それが少し嬉しくもあり、不思議でもありました。でも、やっぱり微妙なニュアンスを説明するのは、自分のボキャブラリーの問題もあり、難しく感じたりもしました。

英語ブログランキングに参加しています。
よろしかったらクリックお願いします。

| | コメント (4)

« 2009年6月 | トップページ | 2009年9月 »