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2009-06-09

クラスメート

前回の更新から約2ヶ月半が経ってしまいました。予想していたように、3月末から経営関係を学ぶメインのプログラムが始まり、授業と膨大な宿題に日々追われて、ゆっくりブログを更新する余裕が無かったことが主な理由です。

もう残すところ3週間となり、8割がた授業も終了し、たまっていた宿題もこなして、少し余裕ができたところです。

これから何回かに分けて、今回の留学プログラムで感じたことなどを書いていきたいと思っています。もしこちらにいる間に書き切れなければ、日本に帰国してから続きを書くつもりです。

まずはクラスメートについて記します。

3月末からは、主にアジア地域からの学生が加わり、人数が30人以上と倍以上に増えました。国は、タイ、マレーシア、インドネシア、フィリピン、中国、韓国、オーストラリア、フランスです。

彼らの多くは奨学生として選考を通ってきていることもあり、みな相当に優秀で、こと英語力に関しては、正直なところ多くの日本人学生よりは明らかに高いです。

理由は人により様々ですが、例えば大学時代に留学するなどして、英語で学士、もしくは修士を取得しているなどです。中にはMBAホルダーも何人かいます。

他には、フィリピンでは、母国語であるタガログ語は方言がかなりあるため、フィリピン人同士でも日常会話の半分は英語を混ぜて使っているそうです。あるクラスメートは会社での会話の9割は英語だと言っていました。フィリピン人は英語が得意なのは知っていましたが、理由を聞いてなるほど、と納得しました。

そのクラスメートに、英語が話せるのは国際的なアドバンテージだからいいね、と言ったら、反対に母国語に誇りが持てないから日本人がうらやましいと言われました。それが本心なのかただの謙遜なのかはわかりませんが、それを聞いて、自分は日本語に対して誇りを感じているのだろうか、日本語の優れている点、劣っている点とは何だろうか、などといろいろ考えさせられました。

また、英語の発音については、いわゆるJapanese Englishのように、それぞれの国で特徴的な発音のクセがありますが、個人差もかなりあります。多くのクラスメートは、私が感じる限りでは、割と聞き取りやすい発音が多いのですが、中にはかなり聞き取りに苦労する人もいました。

中でも一番聞き取りに苦労したのは、オーストラリア人の発音です。英語は彼らの母国語なので、ネイティブとして非常に速く流暢な英語を話すこともありますが、発音のクセに慣れるまでは、ほとんど何を言っているかわかりませんでした。

例えば、'ei'の音が'ai'になります。するとpay[pei]が[pai]になってしまうのです。おわかりかと思いますが、'ei'の音はそれこそ多用されているので、これを知らないうちはいたるところで引っ掛かり、聞き取りどころではありませんでした。

また、講師の方々は多くは地元の大学などから来ており、基本的にはアメリカ英語なので、聞き取りに関してはかなりスムーズで助かりました。ただUKから来られている方がいて、授業で使用したビデオがイギリス英語で、これまた聞き取りに苦労しました。

今回の留学でよかったことの一つは、いわゆる多国籍の学生の間で学ぶことで、発音も含めていろいろな英語に触れ、それにある程度慣れることができたことです。また、彼らがそれぞれクセを持ちながらも堂々と英語を話しており、また十分コミュニケーションが取れているのを見て、自分も過度に発音を気にせず、堂々と英語を話していいのだと思えました。

特にネイティブや、かなり高い英語力を持っている人は、ある程度の発音のクセがあっても、文脈等から推測して理解してくれます。逆に自信なさげにボソボソ話すほうが通じないので、はっきりと話したほうが通じます。これは自分が聞く立場でもそう感じますので。

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